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【別科】日本文化特殊講義ⅢB 手焼きせんべい体験をしました


 別科の日本文化特殊講義ⅢB(11月6日)では、留学生6人が手焼きお煎餅体験をしました。
 日本の代表的なおやつの一つとして「せんべい」があります。せんべいは漢字では煎餅と書きます。その歴史は古く縄文時代に遡ります。縄文時代の住居の跡から、せんべいのように平らにつぶして焼いたもの(食材はサトイモやヤマイモなどの芋類と考えられています)出土しており、せんべいの原型が確認されています。さらに、弥生時代の遺跡(吉野ケ里遺跡、登呂遺跡)からもせんべいのような餅が出土しており、日本では古くから食されていたと考えられています。
 また、煎餅が有名な埼玉県草加市の草加せんべい振興協議会のホームページには、せんべいに由来する俗説が書かれており、日本では古くから親しまれていることが分かります。
「草加が日光街道の宿場町として栄えていた頃、旅人相手の茶店が街道にありました。その茶店のおせんさんという女性が作って売っていたお団子が非常においしく、当時往来の人達に大変親しまれていました。このおせんさんは、商売上手な人でだんごを使った新しい商品が作れないかと考えていました。ある日、武者の侍が茶店に立ち寄り「おせんさん、お団子をつぶして天日で乾かして焼餅として売っては?」と教えてくれました。おせんさんは早速売り出してみたところ、お客様に好評で喜ばれ、日光街道に名物が出来たというのが、今の草加せんべいと伝えられています。(草加せんべい公式サイト | 草加せんべい振興協議会 (sokasenbei.com))」
 そこで、今回はこのせんべいの手焼き体験をしてみました。米粉を原料としたせんべいの生地を長く伸びたトングに挟み、一人ひとりが個別の窯に入れて焼き上げます。生地がゆっくりと大きく膨らんでいきますが、少しでも油断すると焦げてしまいます。火傷にも注意しなければなりません。また広がる大きさは人により異なります。焼きあがったせんべいの大きさにより「見習い」から「超人」までの5ランクに評価を付けてもらいます。
 今回の体験では、6人中2人が焼いたせんべいの直径が14センチを超えて「超人」との評価をいただきました。そして、超人はせんべい1枚が、余分にプレゼントしてもらえました!!おめでとうございます!
 帰りには川越の「時の鐘」を見学し、日本文化を心行くまで堪能することができました。
お世話になった十人十色さん(自分でお煎餅を焼ける川越の手焼きお煎餅体験|十人十色 (juunintoiro.com))ありがとうございました。

(文責 城西大学薬学部医療栄養学科 山王丸 靖子)

超人のお二人

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