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男子ソフトボール部


ソフトボールを最大限楽しみたい/地域貢献や国際貢献も/部員を見守る「愉快活発?」の幕

 男子ソフトボール部が練習する毛呂山町大類地区の西戸グランドのバックネットには「愉快活発?」の幕が付けられています。2020年度卒業の先輩たちが、後輩たちに贈ったものです。この幕の下、現在26人の男子部員と3人の女子マネージャーたちが活動しています。

野澤日向主将(右)と加藤雄大投手兼主務

 今春の関東学生のリーグ戦では、高崎経済大学に敗れて2位でしたが、インカレ予選を兼ねた関東選手権では、5年ぶり7回目の優勝を飾りました。神奈川県の横須賀学院高校出身の野澤日向主将(現代政策学部4年)は「4年生が9人いて、多くのスタメンを占めるバランスの取れたチーム。野手のエラーが少なく、攻撃のリズムも出来て最小失点に抑えて打ち勝つゲーム、自分たちのやりたいゲームが出来た」と振り返ります。

 部員は全員、野球経験者かソフトボール経験者。「高校の時に全国大会に出場できていない選手がほとんど。それでも大学でソフトボールがうまくなりたい、そしてソフトボールを最大限楽しみたいという部員が集まっています」と野澤主将。野澤主将と中高一貫校の横須賀学院で中学から一緒というエース兼主務の加藤雄大選手(現代政策学部4年)もチームの特長について「先輩、後輩の分け隔てがなく、楽しく仲良くソフトボールができています」と語り、「野球に比べて(ソフトボールは)マイナーなスポーツですが、全国(インカレ)という大きな舞台を経験できることは大きな魅力」と付け加えました。秋に開かれるインカレのこれまでの最高成績はベスト4。加藤選手は「投手として守備面で失点を最小限に抑え、バッター陣にできるだけ援護してもらいたい。チーム一丸となって勝ち上がりたい」、野澤主将は「メダル獲得のベスト4をめざしたい」と意気込んでいます。
 「HONDAソフトボール部」出身の蟹沢光浩さんが監督として長く指導しています。「チームの目的は社会に出るための準備としの人間形成。あいさつなど人間として普通にできることを当たり前にやる。人として成長すること」。蟹沢監督の指導方針が選手たちに徹底されています。日本ソフトボール協会の依頼で歴代の女子ナショナルチームのサポートを行っているほか、地域の老若男女の方々の講習会を手伝うなどの地域貢献や社会人チームと協力して中古道具をアジアやアフリカの後進国へ提供する国際貢献にも力を入れています。

大学から車やバイクで15分ほどの西戸グランドは夜間照明がなく、冬季は練習時間が限られ、夏場は草取りにも汗を流します。それでも専用のグランドがあることに感謝の気持ちを忘れずに、部員たちはソフトボールに打ち込み、楽しんでいます。そんな部員たちを、ちょっと色あせてきた「愉快活発?」の幕が雨と雪の日を除く春季秋冬、見守っています。

◇プロフィール
部員数:29人
部 長:木村聡一郎
監 督:蟹沢光浩
コーチ:池田昭一朗
主 将:野澤日向(現代政策学部4年)
主 務:加藤雄大(現代政策学部4年)

(スポーツ振興センター?広報課)
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